山陽レディース倶楽部「きらり」(山陽新聞社主催、女性会員約2千人)の本年度第3回ステージイベントが27日、岡山市北区表町の岡山シンフォニーホールであった。女優の中村玉緒さん(80)のトークショーと、シンガーソングライター、マキレレさん(25)=美作市=のコンサートを約2千人が楽しんだ。

 中村さんは「女優として、妻として、女として」と題して、漫談家の東玉助さんと対談形式で語った。人間国宝の歌舞伎俳優・二代目中村鴈治郎の娘として生まれ、中学生の時にスカウトされてデビュー。当初、芸能界入りを反対していた父が、出演映画を見て「良かったよ」と言ってくれたことが自信になり、「一生女優としてやっていこうと決めた」と振り返った。

 22年前に亡くなった夫の俳優・勝新太郎さんについては、14億円の借金を作ったエピソードを披露しつつ、「どうしても憎めない。今も勝の妻で良かったと本当に思う」と勝さんの不思議な魅力を紹介。借金の返済にもつながった、バラエティー番組での大ブレークの道筋を作った明石家さんまさんや、支えてくれるファンに対し「人間は一人では生きていけない。お金には恵まれなかったが、人に恵まれて生きてきた」と感謝した。

 マキレレさんはウクレレとギターの弾き語りでオリジナル曲や合唱曲などを披露、参加者は柔らかく澄んだ歌声と音色に聴き入った。