岡山、香川県の島々や港を舞台に3年に1度開かれる現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2025」の開幕を18日に控え、香川県などでつくる実行委は15日、新作の一部を報道陣に公開した。島々への玄関口となる高松港(高松市)には、カラフルな漁網を用いた大作が登場。作品越しに行き交う船を眺められ、旅情をかきたてる。

 作品はアーティスト五十嵐靖晃さんが島々の住民らと漁網を編んで制作。青やオレンジに色分けされた縦4メートル、横32メートルもの大作で、網はさらに追加されていくという。五十嵐さんは「色彩は瀬戸内海をイメージした。島に向かう人たちを迎える、のれんのような役割を担えれば」と話した。

 この日は春会期(5月25日まで)の10会場のうち、高松港と坂出市の瀬戸大橋エリア(沙弥島、瀬居島)で中学校校舎に展開したアートなどが披露された。報道向けの作品公開は16日も行われる。

 2010年にスタートした芸術祭は6回目。春、夏(8月1〜31日)、秋(10月3日〜11月9日)の3会期計107日間にわたり開かれる。37の国と地域から218組の作家が参加し、17の島とエリアに256作品を展開する。