岡山県久米南町上神目の花菖蒲(しょうぶ)園で、地元住民が丹精するハナショウブが見頃を迎えた。薄紫や白、黄色の花が咲き競い、来園者の目を楽しませている。

 住民でつくる花菖蒲の会(大倉茂男代表)が1991年から、末常川の砂防ダムの下流にある町有地(約10アール)で約60種計2千株を栽培している。

 今季は例年より数日遅く6月上旬に開花。梅雨空の下、観光客らがぬれて艶めく大輪をじっくり観賞していた。妻正枝さん(71)と訪れた中嶋康夫さん(71)=和気町塩田=は「しっとりとした雰囲気が素晴らしい。よく手入れされているのが伝わってくる」と話していた。

 同会は5年おきの株の植え替え、獣害対策として鉄柵で囲うなど世話を続けている。大倉代表(82)は「管理する人が減り厳しいが、遠方から来てくれる人が増えうれしい」と話す。22日ごろまで楽しめそう。

 入園無料。開園の目安は午前8時から午後6時まで。

(赤沢昌典)