長野県中野市で4人が死亡した立てこもり事件。
警察官に向けて男が発砲した様子を目撃した近くに住む人が緊迫した状況を語りました。
■最初に女性が刺された現場の近くにいた男性 「第1発見者の男性の近くにいた。刺された女性の方がいて、救急車を呼んでくれと頼まれ救急車を呼んだ。救急隊の方から蘇生をしてくれ、心臓マッサージをしてくれといわれてとりかかった」
男性が心臓マッサージをしていたその時、散弾銃を持った男が男性のすぐ後ろを通ってパトカーに近づいていきます。

■男性
「散弾銃持って、後ろを通っていった。銃を持っているのを見た。パトカーが来てそのパトカーに向かって撃った。『逃げろ』という声がかかったので蘇生を中断して第1通報者と2人で逃げた」
パトカーに乗っていた警察官2人はその後死亡しました。
また近くにすむ女性は娘を車で学習塾に送る途中で現場の近くを通りました。
■近くに住む女性
「本当びっくりした。ただ救急車が止まっていて、まさかそんな事件があるとは思わなかった。塾は現場から2~300メートルぐらいしか離れていない。塾にいた皆さんは多分全然気づいてないのでは」
現場は長野電鉄の信州中野駅から西に2キロほどの農地や住宅が点在する地域で、周辺には飲食店や小学校もあります。
現場近くの会社に勤める男性は夕方会社に戻った際、近くにパトカーと救急車が止まっていることに気づきました。
■男性
「パトカーと救急車が近くにいたので、何かなと思って通過した。その後に周囲が封鎖し始めて、そこに立てこもったのかなと言う感じだった。警察官が会社に来て、避難してくださいと言われて避難した」

近所の別の男性は「午後5時ごろに、散弾銃の発砲があり家の外に出ないでくださいという内容の防災無線を聞いた」
4人が亡くなった凶悪事件。
普段はのどかな地域の住民を不安に陥れました。