職業差別とも受け取れる発言によって批判が殺到し辞職を表明していた静岡県の川勝平太知事は4月10日、県議会議長に辞表を提出しました。当初、6月の県議会をもって辞職する意向でしたが前倒しする形となりました。

<静岡県 川勝平太知事>
「心境ですか、『散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ』ですか」

川勝知事は辞表提出前に「散りどきを心得てこそ美しい」という意味の戦国時代を生きた細川ガラシャの辞世の句を読み上げ、午前9時20分頃、知事室を後にしました。

SBS

<静岡県 川勝平太知事>
「おはようございます」

その後、議長室で中沢公彦議長に辞表を手渡しました。

SBS

川勝知事をめぐっては、4月1日の新入職員への訓示で職業差別とも受け取れる発言をしたことで県に批判が殺到し、県議会6月定例会をもって辞職すると表明した上で発言を謝罪、撤回しました。
その後、県議会の最大会派などから早期の辞職を求められ、当初の予定より前倒しして10日、辞表を提出しました。

<静岡県議会 中沢公彦議長>
「ご自身の判断として辞職されるということですので、それは粛々と受け取った次第であります。速やかに退場するべきだというご自身の判断があったんだと思いますので」

その後、会派の代表者による会議が開かれました。

辞表提出に伴い、知事は30日後の来月10日に自動的に失職し、知事選挙は5月9日告示、26日投開票という日程を確認したということです。

知事選をめぐっては、元総務省の官僚で県の副知事も務めた大村慎一さんが出馬を表明しました。

また、前浜松市長の鈴木康友さんも出馬を前向きに検討していて、近日中に出馬の可否を判断するということです。