静岡県熱海市の土石流の起点にあった盛り土の造成をめぐり、前の土地所有者が以前、業者から報酬を受け取ったことを認めていたことが分かりました。熱海市議会の百条委員会では、うその証言をしていたとして、市議会が刑事告発を検討しています。

盛り土があった土地の前の所有者は、2022年5月、熱海市議会の百条委員会の証人尋問で、盛り土の施工業者から報酬を受け取っていたかどうかについて「いただいておりません」と証言していました。

しかし、関係者によりますと、前の所有者は2011年に静岡県が作成した公文書の中では、土砂搬入で得た報酬を業者から受け取ったことを認めていたことが分かったということです。

これについて、百条委員会が業者に事実関係を確認したところ、「月に1回、前の所有者に現金で渡していた」、「支払ったのは12回で合計約150万円」などと回答があったといいます。市議会は、前の所有者が百条委員会でうその証言をしたとして、偽証罪で刑事告発するかどうか検討しています。