9月5日、静岡県牧之原市でバスに置き去りにされた園児が死亡した事件で、事件現場には多くの人が献花に訪れました。静岡県は近く、県内のこども園や幼稚園などの通園バスについて一斉点検を行う方針です。

<献花に訪れた人>
「私も同じくらいの子どもがいるのでかわいそうで。暑かっただろうな、苦しかっただろうなと思い、届けにきた。暑い中で水筒の中身がなくなるまで助けに来るのを待ってたのかなと思ったら…ごめんなさい」

この事件は9月5日、「川崎幼稚園」の通園バスの中で、この園に通う女の子(3)が心肺停止の状態で発見され、その後、死亡が確認されたものです。

死因は重度の熱中症で、発見された際の体温は40℃程度だったことが分かりました。発見時、上半身の服を脱いだ状態で、通園バスの中からは女の子の空になった水筒が見つかっています。

警察は室温が上がった通園バスの中で、女の子が助けを求めて動いていた可能性もあるとみて調べを進めています。

<川崎幼稚園 増田立義理事長>
(Q.バスに乗るのは不慣れだった?)
「近年では数えるしかない。数回程度しか覚えていない。今年に入って1回やったくらい」
(Q.その時は降車の確認をしたか覚えているか?)
「ちょっと記憶にありません」

事件当日、通園バスはいつもの運転手が休みとなり、理事長が代理でドライバーを務めました。

<川崎幼稚園 増田立義理事長>
「女の子がどの子というのは入園して間もないので、よく把握していません」

7日の保護者説明会の会場で、女の子の父親は娘が最後までバスから降りなかった理由をこう話したといいます。

<保護者説明会の参加者>
「『バスに乗っている中で(家が)一番近いから、バスを降りるにしても最後に降りなさいと教育していた。この子は多分最後まで座って待っていたんだと思う』と話した」

園の関係者によると、女の子はいつも運転手と最後にバスから降りていたということです。事件当日もバスを降りずに、最後まで待っていた可能性があります。

県は近く、県内のこども園や幼稚園などの通園バスについて一斉点検を行う方針です。