リニア工事をめぐって今度は、神奈川県を批判です。静岡県の川勝平太知事が9月22日の定例会見で「早期開業が出来ない責任は神奈川県にある」と主張しました。

<川勝平太知事>
「用地買収の交渉は神奈川県にゆだねられている。だから一義的には神奈川県さんが完全に2027年の開業を不可能にしたと思いますね」

2027年の開業が困難視されるリニア中央新幹線をめぐり、22日の定例会見でこう発言した川勝知事。川勝知事は、9月7日に神奈川県のリニア工事現場を視察した時に、リニア開業に必要不可決とされる関東車両基地の用地買収が進んでいないのを確認したといいます。

関東車両基地の取得済みの用地はおよそ50%で、まだ買収できていない用地の大部分を神奈川県が担当していることから、「神奈川県のせいで2027年に開業できない」と主張した形です。

<川勝平太知事>
「2027年開業は車両基地ができていないからどうなりますか?結論は、難しい。やったらもう奇跡ですね」

また、知事はJR東海が当初「長期債務残高は5兆円以内が望ましい」としていたのにも関わらず、金子社長が2028年には6兆円になるとの試算を出したことなども非難。「早期開業ができない一義的な責任は神奈川県にあり、二義的な責任は金子社長にあると思う」と持論を述べました。

<川勝平太知事>
「足を引っ張っているのはJR東海の社長さんが静岡県だと仰っているけれども『あなた何やっているんですか』と。『車両基地がないのに2027年に開業できるというのはどういう根拠で言われているんですか?もう一度足元見てください』ということです」

最近、リニアの部分開業をめぐる発言でリニア沿線の知事らから批判が相次いだばかりの知事。今回の発言が新たな火種となることも懸念されます。