台風15号の接近にともない静岡県内は広い範囲で冠水や浸水被害などが確認されました。浜松市、袋井市、磐田市では警戒レベル5の緊急安全確保が発表されました。

<山口駿平記者>
「浜松市東区です。非常に強い雨と風が吹いています。道路は完全に冠水してしまっています」

台風15号の接近にともない、浜松市では23日夕方から激しく雨が降り、広い地域で冠水しました。路上ではエンジンが止まってしまった車が。

<車が止まってしまった男性>
「車内のアラームが鳴ってエンジンが止まってしまった。たぶん冠水していてマフラーかエンジンに水が回ったのではないか。バッテリーは動いているのでおそらくエンジン側に水が回ってエンジンが動かない状態に。もうひどい。ロードサービスを呼んだので状況だけ説明して帰りたい」

浜松市はおよそ70万人を対象に「緊急安全確保」を発令、市内に避難所を46か所開設しました。「緊急安全確保」は5段階の警戒レベルのうち危険度が最も高い「レベル5」です。

<野田栞里記者>
「浜松市の小学校は避難所になっているが体育館に通じる道が冠水し、避難そのものがが難しい」


<避難者>
「きょうが初めて。いつもより水位が高くなってきたのでやばいなと思って」
「道が浸水していてのがちょっと怖かったですね。車が止まっちゃうかもな」

浜松市南部付近ではおよそ120ミリの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が出ました。市内の河川は多くの地域で水位があがりました。

<山口駿平記者>
「浜松市中区の馬込川は非常に水位が上がっていて危険な状態」

浜松市内を流れる馬込川では越水の情報があり市や警察が被害の確認を急いでいます。台風被害は浜松だけにとどまりません。

<伊部桜輔カメラマン>
「掛川市の東名高速では非常に激しい雨と雷が続いている」

緊急安全確保は袋井市や磐田市の一部地域にも発令されました。

静岡県中部でも記録的な雨です。牧之原市付近で120ミリ以上、島田市付近でおよそ110ミリの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が出されました。このほか、焼津市、吉田町、藤枝市付近でも記録的短時間大雨情報が出ています。

<滝澤悠希アナウンサー>
「静岡市駿河区です。体を強く打ち付ける大雨となっていて、車もしぶきをあげて走っている」

<和田啓記者>
「JR静岡駅の外はまだ大雨が降り続いている。タクシー乗り場は多くの人が列を作っている。コンコースを見ると在来線や新幹線が止まった影響で多くの人が再開を待ちわびている」

三連休の初日となった23日、交通機関にも大きな影響が広がりました。東海道新幹線は23日夕方大雨のため運転を見合わせていましたが、夜になって全線運転中止を発表しました。

<利用客>
「用事があって静岡に来て神奈川に帰るが新幹線が止まっているのでホテルを予約した。騒いでもしょうがないのでのんびりする」
「名古屋から仕事の研修で静岡に来ていた。新幹線に乗れるなら待っていようかと思うが」

菊川市を流れる菊川は一時、氾濫危険水位に達し、警戒レベル4に相当する氾濫危険情報が発表されました。

<松木翼記者>
「午後11時半のJR掛川駅です。駅の南口と北口をつなぐ地下通路がこのように冠水してしまっています。もう3時間以上もこうした状態が続いているということです」

掛川市付近では午前0時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表されました。北口側から雨が振り込んだJR掛川駅の地下通路は排水が追い付かず長時間の冠水状態に。

<松木翼記者>
「新幹線が止まって、50人以上はいるでしょうか。タクシー待ちの長い列ができていますが、タクシーが来る気配は一向にありません」

新幹線も在来線も止まった掛川駅の外では、ライブイベントが行われたエコパアリーナからやってきた人たちが数時間、タクシーを待っていました。

<ライブ帰りの人>
Qどちらから来たのか
「神戸です」
「愛知」
「北海道です」
Qどのくらいタクシー待ちしている?
「エコパと合わせたら3時間くらい」
「北海道からせっかく来たのにこの天気で…疲れがすごいです」

<山本太朗記者>
「静岡市安倍川橋の付近では安倍川の水位がかなり増し勢いもかなり強い。河川敷まで水があふれ出ている」

降り続いた安倍川では氾濫危険情報が発表されていて先ほど、安倍川と藁科川の浸水想定区域に避難指示が出されました。