9月24日未明、浜松市天竜区で発生し、3人がけがをした土砂崩れで、崩落した土砂は違法な盛り土だった可能性が浮上しています。浜松市は住民からこの盛り土についての相談があったことを認めていて、鈴木康友市長は「不手際があったと予見される」と語りました。

<三島乾児カメラマン>
「浜松市天竜区緑恵台です。住宅地にある斜面が崩落し、浜松市の職員による現地調査が行われています」

24日未明、浜松市天竜区緑恵台の住宅地で土砂崩れが発生し、住宅3棟が全半壊、9歳の子どもを含む3人がけがをしました。この現場について、複数の周辺住民から少なくとも5年ほど前まで業者による盛り土が造成されていたとの証言が相次いでいて、この盛り土が被害を大きくしたのではないかとの指摘も出ています。

<周辺住民>
「“残土捨て場”?“残土処理場”って小さな札が(起点に)立っていて。どこかから土を持って来て捨てていたんじゃないかなと思う。別の所に住む姉が来た時は『何、あれは』と言うくらいに異様な不自然な光景だったと思うんです」

25日、現地で調査をした静岡県の盛土対策課は別の土地から持ってきたとみられる土砂を確認しています。浜松市の鈴木康友市長は26日の会見で、行政対応について言及しました。

<浜松市 鈴木康友市長>
「早いうちに視察に行きたい。報告を聞いていると、我々に不備・不手際があったと予見される」

浜松市は、2014年に天竜区役所のまちづくり推進課が「土が運び込まれている」など住民からの相談を受けていたことを明らかにしました。ほかにも、3回ほど住民の相談や通報などを受けていたということです。

浜松市によりますと、この盛り土は造成の際に必要な届け出が提出されていないうえ、排水施設なども整備されていないため、違法な盛り土だった可能性が浮上しています。市は今後、第三者委員会も設置し造成のいきさつや状況を早急に調査していくとしています。