リニア工事をめぐる国の有識者会議が10月7日開かれ、静岡県島田市へのヒアリングが行われました。出席した染谷絹代市長は「住民の不安を払しょくする分かりやすい説明がほしい」と訴えました。

国交省の有識者会議は現在、南アルプスの環境保全がテーマとなっていて、論点整理に向けた関係者ヒアリングが続けられています。

4回目となった7日の会議には、島田市の染谷市長が自ら出席し、「住民は大井川の水が本当に減らないのか、生態系に影響はないのかを不安に思っている」「不安を払拭する分かりやすい説明がほしい」などと訴えました。

これに対し、委員からはトンネル工事による地下水位の低下について、高山植物には影響しない可能性を地中の水分量や雨量を観測することで示すなど、分かりやすいデータを集めてはどうか、という意見が上がりました。

リニア工事をめぐっては9月、静岡県の川勝知事とJR東海の金子社長が2年ぶりに対談したものの議論は平行線に終わりました。

染谷市長は会議後の取材で、議論やコミュニケーションの進展を望みました。

<島田市 染谷絹代市長>
「この問題がいつまでもぐずぐずしていると困るのは(流域)住民だと思う。進めるには(JR東海との)信頼が生まれないとできない。それをどう築くかが一番大事」