静岡県牧之原市で園児が通園バスに置き去りにされ、死亡した事件で、静岡県と牧之原市から改善勧告を受けた学校法人は11月11日、未回答だった2項目について報告書を提出しました。園は10月から再開していますが、見送っている通園バスの運行体制への改善案が注目されました。

<篠原大和記者>
「事件発生から2か月以上が経ちました。川崎幼稚園では現在も通園バスの運行を再開していません」

牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」では2022年9月、園児(3)が通園バスに置き去りにされ、重度の熱中症で死亡する事件がありました。この事件を受け、静岡県と牧之原市は園を運営する学校法人・榛原学園に対して再発防止に向けた5項目の改善勧告を行いました。

榛原学園はこのうち3項目については10月、報告書を提出。11日に残りの2項目についての改善案を増田多朗理事長が県と市に報告しました。

榛原学園が11日報告したのは、通園バスの安全な運行体制を確保するための方法と危険などが発生した際の対処方法などについてです。具体的な改善案の中身は行政も園も明らかにしておらず、その内容について尋ねると。

<榛原学園 増田多朗理事長>
Q.バスについて今後どのようにしていくか教えていただけますか?
「・・・」(無言)

見送っている通園バスの運行体制への改善案などについて増田多朗理事長からの回答は得られませんでした。

<牧之原市子ども子育て課 前田明人課長>
「市としては、今後、県と協力して2項目について、確認作業を行い、最終的に受理できるかできないかを判断したい。先日伺ったところ(通園バス再開は)いまのところ考えていないと言っていた」

静岡県と市は榛原学園が提出した安全管理に関する5項目の改善案について確認し、今後、受理の可否を判断するとしています。