焼津漁港(静岡県焼津市)を舞台とした冷凍カツオの窃盗事件のうち、水産加工会社の元常務ら5人が逮捕された、いわゆる「第3ルート」をめぐり、警察は11月22日、2021年3月にも冷凍カツオを盗んだ疑いで元常務ら2人を再逮捕しました。

窃盗の疑いで再逮捕されたのは、焼津市の水産加工会社元常務の男(44)と、焼津市の運送会社社長の男(61)の2人です。警察によりますと2人は2021年3月17日、宮城県の船会社が焼津漁港に水揚げした約28トン(=時価460万円相当)の冷凍カツオを盗んだ疑いが持たれています。

この「第3ルート」をめぐっては、焼津漁協が2022年8月から9月にかけて、職員や元職員を対象に行った調査に対し、焼津漁協の10人程度の職員らが、元常務から報酬として、1日あたり現金2万円ほどを受け取ったことを認めたということです。過去7年間で盗まれたカツオの量は、少なくとも1万トンにのぼり、14億円から15億円相当とみられています。

一方で、第3のルートに関与したとして逮捕されていたトラック運転手の男性2人について、静岡地方検察庁は11月22日付けで処分保留で釈放したということです。