いまさら聞けない“降水確率” 正しく説明できる?

普段、何気なく見ている天気予報の素朴な疑問に答える本企画。今回は降水確率について、気象予報士の田中健太郎さんに、SBSラジオ『IPPO』パーソナリティの原口大輝アナウンサーが聞きました。

原口:降水確率10%や70%という予報は、前者なら雨は降らなそう、後者は降りそうだと思うのですが、降水確率50%というのは「50%の確率で晴れる」ということなのでしょうか。

田中:降水確率というのは、予報データと過去のデータを照らし合わせて判断している数字です。過去に同じような気象条件が100回あったとして、その内50回で雨が降っていたら、降水確率50%になるんです。

一方で「降水確率100%だったのに、雨が降らなかった」と思った経験はありませんか?

「降水確率100%なのに、降らなかった」ワケ

田中:例えば、気象庁の場合、降水確率を午前0〜6時、午前6〜12時といった具合に、6時間ごとに区切って発表していますが、これはその時間内ずっと降り続けるという予報ではありません。

ですから、6時から30分間だけ降って止んだ場合、7時に起きた人は「降水確率100%なのに、降らなかった」となるわけです。天気予報を見るときは、降水確率の数字だけで判断しないでほしいと思います。

また、降水確率というのは、特定の時間内に1mm以上の雨か、雪が降る確率なので、降水量とは関係がありません。たとえ、降水確率10%だったとしても、災害に繋がるような大雨が降る可能性もあるんです。

原口:なるほど。降水確率の何%という数字は、あくまでデータとして出しているもので、そこからの予報が、気象予報士の腕の見せどころということですね。

気象予報士でも“判断できない”ときがある⁉

田中:実は気象予報士としても、あす降るかどうか、がどうしても分からない、降らないかもしれないし、土砂降りになるかもしれないと判断ができないときもあります。

そういうときは、普段パネルでしか出していない降水確率の数字を「あすは降水確率40%なので、念のため傘を持って行ってください」などと、私の口からはっきり言うようにしているので、気にしてもらえればと思います。

原口:なるほど、そんな意図が隠されていたんですね。これから天気予報はもっと注意深く見るようにします。