2021年7月、静岡県熱海市伊豆山地区で起きた土石流災害をめぐり、静岡県警が11月、熱海市役所と静岡県庁の家宅捜索を行ったことが明らかになりました。

関係者によりますと、11月17日に業務上過失致死の疑いで家宅捜索を受けたのは、熱海市役所と静岡県庁の2か所です。捜索は長時間に及び、警察は関係書類を押収したほか、関係者への事情聴取を行ったということです。

熱海の土石流災害をめぐっては27人が死亡、1人がいまも行方不明になっていて、警察は遺族らの告訴を受けて捜査を続けています。警察に告訴状を提出した被害者の会会長の瀬下雄史さんは、今回の捜査を一歩前進と評価します。

<被害者の会 瀬下雄史会長>
「警察がしっかり動いてくれている印象。捜査が一段階進んだ。市の総括では我々としては物足りない、腑に落ちないところがあるので、警察の捜査力で明らかになれば」

土石流災害をめぐっては、警察はこれまでに土石流の起点となった盛り土の前の所有者や現在の所有者の関係先にも家宅捜索を行っていて、今回の捜索で得た情報などを基に土石流が発生した原因の究明を進めていく方針です。