静岡県静岡市の山間部に2つの危険な盛り土が造成されている問題をめぐり、静岡県警が立件に向けた現場検証を実施していたことが分かりました。
土砂災害につながる危険な盛り土が確認されたのは、静岡県静岡市葵区の杉尾地区と日向地区の2カ所です。
この2つの盛り土はいずれも静岡市内にある業者が造成したもので、静岡県が熱海市で起きた土石流災害を受けて実施した県内の盛り土総点検で緊急性が高いとされた7つの盛り土に含まれています。
2つの盛り土は無許可で造成されていて、警察は静岡県の砂防指定地管理条例などに抵触する恐れがあると判断。1月11日から3日間にわたり造成業者の関係者を立ち会わせて現場検証を実施しました。
警察は今回の現場検証で、運び込まれた土砂の量やいきさつなどを確認した模様で、集めた資料などを基に今後、立件できるかどうか判断するものとみられます。