11月8日は、暦の上では冬が始まる「立冬」ですが、静岡県内は平年を3℃あまり上回る暖かさとなりました。11月に入っても続いた季節外れの暑さは、県内各地で異変をもたらしていました。

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10月30日の富士山の映像をみると、雪は、5合目付近まで広がっていました。それが…

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<中井秀カメラマン>
「10月の終わりには、いま見えている部分、ほとんどが真っ白でしたが、いまはほとんど雪がありません。たくさんあった雪はどこに行ってしまったのでしょうか?」

山頂に残った雪は、11月だというのに、ほんのわずかです。

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静岡県三島市の旧東海道の松並木で行われていたのは、立冬の日の風物詩「コモ巻き」。冬の間、虫たちが枯れ葉の中などで過ごす習性を利用して害虫を駆除する方法で、造園業者が210本の松の冬支度を整えました。

8日朝は、やや肌寒くなったとはいえ、三島市の最低気温は12℃で、平年を2℃ほど上回るなかでの作業となりました。

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静岡県内では、11月2日から7日まで6日連続で25℃以上の夏日を記録。8日は浜松市で23.1℃、静岡市で22.9℃など県内全体では、平年を3℃あまり上回る暖かさとなりました。

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<街の人>
「暑いですね。本当は長そでを着ようと思ったが、思ったより暑かったんで」
「ここは沼津のハワイです。異常気象です」

11月に入っても続いた季節外れの暑さは、県内各地で異変をもたらしています。

<客>
「いただきます!んーうま!ぷりっぷり。もうシーズン入りましたからね、やっぱり旬でしょ」

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沼津港の目の前にあるカキ専門店に聞くと、冬の味覚・カキにある影響が出ているというのです。

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<カキ小屋沼津店 西島朋宏副店長>
「例年ですと、全国8産地くらい用意しているが、きょうは5産地なので少ない状況。海水温が上がって、カキの生育が遅れていまして、なかなか大きさが間に合っていなくて、少ない種類で用意している」

異例の暑さの影響で、海水の温度が高い日が続き、カキの生育に遅れが出ているのです。収穫できる大きさにならず、入荷が安定しないことに店側は気を揉んでいます。

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1000本のモミジの木が色づく紅葉の名所・森町の小國神社は、11月に入っても続く暑さの影響で紅葉の遅れが懸念されていましたが、ここ数日で紅葉が一気に進み、いまは例年通りの状態に追いついたということです。

<参拝客>
「先週、来たけど、もうちょっと青かったよね」

むしろ2023年は、きれいな紅葉を見られるのではないかと期待する声すらあります。

<小國神社 打田雅臣禰宜>
「温度差が8度とか、10度近く(朝晩と)日中との差が開いてきますと、色づきが進むといわれてます。紅葉の進み方など気にかかることもあるかと思いますけど、自然を感じていただいて、心を癒やしていただけたらと思います」

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小國神社の紅葉は、11月下旬から12月初旬にかけて、見ごろを迎える見通しだということです。