静岡県教育委員会は、勤務先の県立高校で2人の女子高校生に対し、わいせつ行為をしたとして、30代の実習助手の男性を懲戒免職処分、事実確認を怠ったとして当時の校長を減給処分としました。このほかにも、4人の懲戒処分を明らかにしています。

懲戒免職処分を受けたのは、県立高校に勤務する30代の男性実習助手です。男性実習助手は2019年7月から12月までの間と2020年1月に、当時勤務していた県立高校に通う女子生徒2人に対し、わいせつ行為をしたということです。

男性実習助手は、教員免許を所有せず、実験などを伴う授業の補助をしていました。この行為をめぐっては2022年10月、当時の卒業生から情報提供を受けた教員が報告したことで発覚しました。

実習助手の男性は行為を認めていて、「1人には恋愛感情があった」「生徒へのわいせつ行為で懲戒免職となった事例を聞くたびに自分もやばいなと思い、内心ビクビクしていた」などと話しているということです。

この行為の可能性について報告を受けたにも関わらず、「確証が持てない噂」と考え、事実確認を怠ったとして、50代の校長を減給10分の1(2か月)の懲戒処分としました。

校長は「黙認や隠ぺいの意図はなかったが、そう思われても仕方ない。噂の域を出ないものであっても、過去のことであっても、教育委員会に相談すべきだったと反省している」と話しているということです。

静岡県教委ではこのほかに1月26日と29日付で、4人の教職員を懲戒処分しています。

◇減給10分の1(3か月)=県東部の公立中学校の学校職員女性室長(50歳)
運転上の注意義務を怠り、人身事故を起こし、相手に左大腿骨の骨折をけがを負わせた

◇減給10分の1(1か月)=県東部の公立中学校サッカー部顧問の男性教諭(41)
部活動の生徒に対する体罰

◇戒告=磐田市立磐田北小学校 教諭(62)
児童の手を引っ張り寄せ、抱き寄せ、抱えたり、膝の上で抱きかかえたりするなどの不適切な言動や体罰

◇戒告=県中部の公立中学校に勤務する男性教諭(26)
運転上の注意義務を怠り、人身事故を起こし、相手に全治3週間のけがを負わせ、同乗者の女性にも全治4週間のけがを負わせた

今回の処分を含め、2023年度の静岡県教委の懲戒処分の件数は18件となり、今年度を約2か月残して2022年度の14件を超えました。(1月29日時点)