鉄・アルミ鋳造製品メーカーの江蘇宏徳特種部件(301163/深セン)が4月19日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格26.27元に対し、初値は37.08%高い36.01元だった。

 同社は1994年設立の民営企業で、2017年に株式会社化した。「匠の精神」をモットーに、鉄とアルミニウムの鋳造製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、鋳鉄製品は主に風力発電設備、射出成形機、ポンプ・バルブなどの分野に、アルミ鋳物製品は医療機器、電力設備などの分野に用いられている。特に、新エネルギーの一つとして注目される風力発電向け鋳造製品が売上の6割以上を占める主力製品で、業界をリードする地位にある。シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー、金風科技(ゴールドウインド)、ヴェスタス、エネルコンなどの顧客を持つ。

 2021年12月期の売上高は7億5558万元(前期比12.41%増)、純利益は6558万元(同14.15%減)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億6900万〜1億8500万元(前年同期比5.08〜15.03%増)、純利益は1560万〜1670万元(同0.11〜7.17%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の3億9833万元(約80億円)は、約41%の1億6173万元を大型ハイエンド設備向け重要部品生産およびインテリジェント化加工技術改良プロジェクトに、約27%の1億660万元を海上風力発電重要部品の精密機械化工および組立プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)