リチウムイオン電池用銅箔を製造する湖北中一科技(301150/深セン)が4月21日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格163.56元に対し、初値は25.29%低い122.19元だった。終値は同24.62%安の123.29元だった。
 
 同社は2007年に湖北中一銅業有限公司として設立した民営企業で、16年に株式会社化して現社名となった。高性能な電解銅箔製品の研究開発、生産、販売を主業務とする。同社では厚さ4.5〜12マイクロメートルのリチウムイオン電池用銅箔の生産が可能で、中でも比較的高い技術が要求される6マイクロメートルの超薄型両面銅箔が主力製品となっている。また、PCBなどに用いられる標準銅箔では厚さ12〜175マイクロメートルの製品を提供している。2021年1〜6月期の売上構成は、リチウムイオン電池用銅箔が55.32%、標準銅箔が44.68%となっている。
 
 2021年12月期の売上高は21億9658万元(前期比87.80%増)、純利益は3億8139万元(同207.64%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高6億6770万〜7億1500万元(前年同期比54.11〜65.03%増)、純利益は1億180万〜1億1500万元(同21.16〜36.87%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の7億1577万元(約142億円)は、60.21%の4億3097万元を年産1万トン高性能電子銅箔生産ライン建設プロジェクトに、11.85%の8479万元を技術・研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)