上海証券取引所の科創板に上場している、陝西斯瑞新材料(688102/上海)が4月25日、2021年12月期の業績報告を発表し、増収増益となったことを明らかにした。
 
 同社は1995年設立の民営企業で、2015年に株式会社化。22年3月に上海科創板に上場した。軌道交通、電力、電子、宇宙航空、医療画像などのハイエンド産業分野向けに、高強度・高導電性銅合金材料および製品、中高電圧接触材料および製品、高性能金属クロム粉末、DR・CT管球部品などの製品を製造する。また、高性能金属クロム粉末と銅・鉄合金材料の研究開発、市場開発に力を注ぐとともに、同社は半導体リードフレーム用材料の技術開発も進めている。
 
 2021年12月期の売上高は9億6800万元で前期比42.26%増、純利益は6336万元で同21.60%となった。増収増益の要因について、高強度・高電導性銅合金材料の需要が旺盛だったこと、新エネルギー電源プロジェクトや送配電ネットワーク建設の規模が拡大し、スイッチングコンタクト製品の需要が高まったっことなどを挙げている。
 
 また、各細分分野における新材料市場ニーズの高まりに伴って全面的な生産能力拡大を実施したことにも触れている。同社は21年に年産1200万個の銅クロムスイッチングコンタクト生産ラインを完成させたほか、年産2000トンの高性能金属クロム粉末生産ラインの建設を始動した。
 
 同社の当期における研究開発費用は4071万元で前期比82.75%の大幅増となった。研究開発費用の売上高に占める割合も前期の3.27%から4.20%と1ポイント近く上昇している。期間中に各分野で合計77件の発明特許を新たに取得した。また、研究開発スタッフ数も50人から81人へと大幅に増加した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)