江蘇集萃薬康生物科技(688046/上海)が4月25日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格22.53元に対し、初値は11.23%安い20.00元だった。終値は公開価格を17.89%下回る18.50元だった。
 
 同社は2017年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。実験用マウスの研究開発、生産、販売および関連技術サービスを主業務とし、知的財産権を持つ実験用マウス商品を提供するとともに、モデリングから飼育および繁殖、薬効分析までのワンストップカスタマイズサービスも提供しており、顧客による遺伝子機能認知、疾病機序解析、薬物の標的発見、薬効のスクリーニング検証などの基礎研究や新薬開発における実験用マウスのニーズに応じている。

 2021年6月30日現在で累計約2万種類におよぶ実験用マウス製品を作っており、業界トップクラスを誇る。主に中国国内市場をターゲットとしているが、米国に子会社を、欧州に事務所を設置するなど海外市場戦略も進めている。同社の実験用マウス製品の中国国内シェアは6.0%で、米チャールズリバーの子会社である維通利華の13.7%に次いで2位だ。
  
 2021年12月期の売上高は3億9378万元(前期比50.35%増)、純利益は1億2492万元(同63.45%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億500万〜1億2500万元(前年同期比36.68〜62.71%%増)、純利益が2700万〜3200万元(同48.65〜76.18%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の8億2000万元(約160億円)は、約73%の6億元をモデル動物マウスの研究開発・繁殖飼育一体化拠点建設プロジェクトに、約27%の2億2000万元を現実に近い環境条件を持つ動物モデルの研究開発および開発成果転化プラットフォーム建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)