送電線設備や方向性ケイ素鋼を生産する重慶望変電気(603191/上海)が4月28日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格価格11.86元に対し、初値は19.98%高い14.23元だった。取引開始直後に株価がさらに上昇、値幅制限いっぱいに到達し、上場初日は同44.01%高となる17.08元のストップ高で取引を終えた。
 
 同社は1994年設立の民営企業で2014年に株式会社化した。送電・配電、制御設備、および方向性ケイ素鋼の研究開発、生産、販売を主業務とする。重慶市、四川省、貴州省、雲南省などの中国南西地域を中心に、華中、華南の各地域を含む販売ネットワークを構築し、国家電網、南方電網傘下の多くの電力会社と長期的に安定した提携関係を築いてきた。21年12月期の売上構成は、送電・配電、制御設備が45.23%、方向性ケイ素鋼が54.77%となっている。
  
 2021年12月期の売上高は19億3334万元(前期比49.08%増)、純利益は1億7814万元(同25.01%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が約3億7000万〜3億9000万元(前年同期比8.15〜13.99%増)、純利益は約3300万〜3800万元(同4.15〜13.62%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の8億5456万元(約169億円)は、約46%の3億9042万元をインテリジェントユニット化電気設備産業基地建設プロジェクトに、約9%の7330万元を110キロボルト以下の省エネ型変圧器インテリジェント化工場技術改良プロジェクトに、約15%の1億2832万元を低鉄損高磁気誘導ケイ素鋼芯インテリジェント製造プロジェクトに、約7%の6250万元を研究開発センター・情報化建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)