深セン証券取引所のメインボードに上場している、雲南恩捷新材料(002812/深セン)は5月4日、フランスの自動車向けバッテリー企業にリチウムイオン電池隔膜製品を供給する契約を結ぶことを発表した。
 
 同社は2006年に雲南玉渓創新彩印有限公司として設立した民営企業で、11年に雲南創新新材料有限公司として株式会社化、16年9月に深センメインボードに上場した。18年に現社名に変更している。各種包装印刷製品、包装製品の製造、販売を主業務とし、リチウムイオン電池用の隔膜やアルミラミネートフィルム、水処理膜などの生産、販売も手がけている。
 
 2021年12月期の売上高は79億8242万元(前期比86.37%増)、純利益は27億1762万元(同143.60%増)。22年1〜3月期の売上高は25億9231万元(前年同期比79.62%増)、純利益は9億1571万元(同111.92%増)。
 
 公告によれば、ハンガリーにある同社の子会社がフランスのオートモーティブセルカンパニー(ACC)との間で提携合意を結び、2024年から30年にかけてACCに対して約6億5500万ユーロ(約900億円)のリチウムイオン電池隔膜製品を供給する。
 
 今回の契約について同社は「当社は世界のリチウムイオン電池隔膜のリーディングカンパニーであり、製品は多くの国内外の著名な顧客から広く認められており、市場競争で明らかな優位性を持っている。本契約の締結は、当社の動力電池隔膜の海外市場開拓におけるポジティブな進展を表すものであり、会社の利益能力を一層高めるとともに、国際市場における競争の優位性を強めることに繋がる」と説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)