上海証券取引所のメインボードに上場している、杭州電纜(603618/上海)が5月8日、約50億元を投じて年産5万トンの新エネルギー自動車リチウムイオン電池向け超薄銅箔生産プロジェクトを実施することを発表した。

 同社は2002年設立の民営企業で、15年2月に上海メインボードに上場した。電線、ケーブルの研究開発、生産、販売、サービスを主業務としており、超高圧、高圧、中低圧の各種電力ケーブル、導線、特殊ケーブルなどが主力製品だ。また、20年には浙江富春江光電科技の全株式を取得して買収し、光ファイバー製品も業務に加わった。
 
 2021年12月期の売上高は74億4256万元(前期比25.20%増)、純利益は9951万元(同37.58%増)。22年1〜3月期の売上高は17億3597万元(前年同期比32.41%増)、純利益は2559万元(同25.15%増)。
 
 公告によれば、同社はこのほど設立した100%子会社の江西杭電銅箔有限公司を投資主体とし、江西省南昌市小藍経済技術開発区に約50億元を投じて年産5万トンの新エネ車リチウムイオン電池用4.5〜8マイクロメートル超薄銅箔生産ラインを建設する。プロジェクトは2期に分けられ、第1期に年産2万トン、第2期に年産3万トンの生産ラインを完成させる予定だ。
 
 このプロジェクトについて同社は、長期的な利益を立脚点として慎重に意思決定したものであり、会社の事業拡大、新エネルギー産業分野の発展を後押しし、長期的な安定した発展を実現する上で大きな意味を持つとした。また、プロジェクト予定地の小藍経済技術開発区周辺には豊富な電解銅資源があるため、原材料調達や輸送のコストを低減することができると説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)