深セン証券取引所の創業板に上場している、湖北回天新材料(300041/深セン)が5月12日、安徽省に年産7万5000トンのリチウム電池新材料産業パークを建設するプロジェクトを発表した。
 
 同社は1998年設立で、2010年1月に深セン創業板に上場した。接着剤、自動車ブレーキオイルなどの研究開発、生産、販売を主業務としており、高性能有機シリコン接着剤、ポリウレタン樹脂接着剤、リチウム電池負極用接着剤、アクリレート接着剤、エポキシ樹脂接着剤、太陽電池バックシートなどの製品を手掛けている。2021年12月期の売上高は29億5434万元(前期比36.54%増)、純利益は2億2736万元(同4.20%増)。22年3月期の売上高は9億6412万元(前年同期比33.06%増)、純利益は8861万元(同17.33%増)。
 
 公告によれば、13日に開かれた同社の理事会にて、安徽省定遠県に年産7万5000トンのリチウムイオン電池新材料産業パークを建設するプロジェクトが承認された。総投資額は6億元の予定で、プロジェクトは100%子会社の安徽回天新能源材料有限公司が実施主体となり、2期に分けて実施する。第1期では年産3万トンのSBR(スチレンブタジエンゴム)リチウムイオン電池電極接着剤(バインダー)・特殊シリコン樹脂生産ライン(電極接着剤・特殊シリコン樹脂各1万5000トン)を、第2期では年産4万5000トンのリチウムイオン電池電極接着剤・特殊シリコン樹脂生産ライン(電極接着剤3万トン・特殊シリコン樹脂1万5000トン)を建設する。また、生産ラインの他に研究開発センター、パイロットスケール試験生産ライン、オフィスなどの付帯施設の建設も行う。
 
 プロジェクトについて同社は、新エネルギー自動車やエネルギー貯蔵業界の急速な発展に伴い、リチウムイオン電池用の接着剤需要も安定的な成長を続ける中で、中国国内の接着剤業界のリーディングカンパニーとしてリチウムイオン電池接着剤事業への投資を拡大することで、会社の市場競争力のさらなる向上を目指すとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)