臨床研究開発向けのSMO(治験施設支援機関)サービスを手掛ける普蕊斯(上海)医薬科技開発(301257/深セン)が5月17日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格46.80元に対し、初値は51.71%高い71.00元だった。その後も株価は堅調に推移し、終値は公開価格を59.49%上回る74.64元だった。
 
 同社は2013年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。中国内外の製薬会社、医療機器会社、関連製品の臨床研究開発向けSMOサービス提供を主業務としており、過去の臨床試験プロジェクト実施経験を活かして操作性、実行可能性の高い各種臨床試験プロジェクト実施プランを作り、顧客向けに試験前のモデリングや準備、計画から治験事務局の立ち上げ、試験の実施に至るまでの臨床試験アウトソーシングのワンストップサービスを提供している。
 
 SMOサービス業務に不可欠な治験コーディネーター(CRC)数を3200人以上有しており、中国国内業界第2位の規模だ。また、ファイザーやロシュ、ノバルティスファーマ、ジョンソン・エンド・ジョンソンといった多くの著名製薬会社と取引経験を持つ。

 2021年12月期の売上高は5億296万元(前期比50.01%増)、純利益は5776万元(同63.58%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が約1億1800万〜1億3200万元(前年同期比21.47〜35.88%増)、純利益が1100万〜1300万元(同12.50〜32.96%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の7億212万元(約134億円)は、約35%の2億4415万元を臨床試験ステーション拡充プロジェクトに、約15%の1億218万元をビッグデータ分析プラットフォームプロジェクトに、約22%の1億5578万元を本社拠点建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)