プラスチックを中心とした自動車部品を製造する蘇州駿創汽車科技(833533/北京)が5月24日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格12.50元に対し、初値は20%高い15.00元だった。上場初日の終値は同3.20%高の12.90元だった。

 同社は2005年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。自動車部品の研究開発、生産、販売を中核業務とし、フォード、GM、フォルクスワーゲン、日産、トヨタ、吉利、BYDなど国内外の自動車メーカーや、その部品メーカーなどを中心に自動車部品を提供している。設計、技術・工程開発、金型開発・製造、精密射出成形、金属部品加工、システム部品組立を一体化した総合製造・サービス能力を実現した。

 また、新エネルギー車の普及、二酸化炭素排出削減に伴う車両軽量化の流れの中で、鋼鉄より軽量なプラスチック部品の開発に積極的に取り組んでいる。2021年12月期における売上の約6割が新エネ車用機能性プラスチック部品である。
 
 2021年12月の売上高は3億4540万元(前期比)、純利益は2806万元(同)。2022年1〜3月期の業績について具体的な予測を出していないが、新型コロナの感染増に伴い上海にある顧客の製造工場が相次いで生産停止して注文の執行が遅れたため、当期および1〜6月期の業績に一定の悪影響が生じるとしている。

 新規上場に伴い調達予定の1億5013万元(約29億円)は、約40%の5981万元を自動車部品生産拡大・技術改良プロジェクトに、約10%の1531万元を研究開発センター建設プロジェクトに用い、残りは流動資金の補充、銀行融資返済に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)