深セン証券取引所の創業板に上場している、広東溢多利生物科技(300381/深セン)が6月3日、内モンゴル自治区で年産2万トンのバイオ酵素製剤生産設備建設プロジェクトを発表した。
 
 同社は1991年設立の民営企業で、2014年1月に深セン創業板に上場した。各種酵素製剤、ステロイドホルモン中間体、機能性飼料添加物、原料薬の研究開発、生産、販売を主業務としている。21年12月期の売上高は18億9216万元(前期比1.18%減)、純損失は1億1891万元(前期は1億6170万元の純利益)。22年1〜3月期の売上高は4億2352万元(前年同期比6.57%増)、純損失は3178万元(前年同期は2537万元の純利益)。
 
 公告によれば、同社の完全子会社である内モンゴル溢多利生物科技有限公司が6月2日に同自治区トクト県人民政府とプロジェクト合意文書を締結、2億2000万元を投じて年産2万トンのバイオ酵素製剤技術イノベーション、成果産業化プロジェクトを実施する。2024年の完成を目指し、プロジェクトで建設する設備を用いて生産する製品は主に食品、工業用酵素製剤などで、アルコール、ブドウ糖(食用・医療用)、洗浄、紡績、製紙、調味料などさまざまな分野に用いられる予定だ。
 
 プロジェクトについて同社は、現在バイオ酵素製剤、活性天然産物、動物の栄養・健康の事業三本柱づくりを進める中で、バイオ酵素製剤製品の生産能力を拡大し、技術革新を進めることで将来的な市場ニーズに対応できるようにするとともに、会社のイノベーション能力向上、製品の品質向上、市場における地位向上、利益力の強化を実現すると説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)