耐火材料を手掛ける中鋼洛耐科技(688119/上海)が6月6日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格5.06元に対し、初値は176.88%高い14.01元だった。終値は同150.59%高の12.68元だった。
 
 同社は2006年に中鋼集団耐火材料有限公司として設立した国有企業で、20年に株式会社化するとともに現社名に変更した。ミドルレンジ〜ハイエンドの耐火材料の研究開発、製造、販売、関連サービスを主業務とする。ケイ素系、マグネシウム系、高アルミナ系、複合系、高純度酸化物、機能性材料、不定型製品、プレキャスト製品の8大系列、200品種あまりの耐火製品を手掛けており、鉄鋼、非鉄金属、建材、石炭化学工業、電力、環境保護、国防・軍事工業など多くの高温工業分野に利用されている。
 
 また、先進耐火材料国家重点実験室、国家エンジニアリング研究センター、国家耐火材料品質監督検査センターなど多くの研究機関を持ち、耐火材料の国家規格、業界規格の制定に携わってきた。
 
 2021年12月期の売上高は26億5453万元(前期比31.53%増)、純利益は2億2430万元(同13.98%増)。22年1〜3月期の売上高は6億5596万元(前年同期比3.10%減)、純利益は3888万元(同17.90%減)。
 
 新規上場に伴い調達予定の6億元(約118億円)は、50%の3億元を年産9万トンの新型耐火材料プロジェクトに、25%の1億5000万元を新材料研究開発センター建設プロジェクトに、約13%の8000万元を年産1万トンの炭化ケイ素新材料プロジェクトに、約12%の7000万元を年産1万トンの金属複合新型耐火材料プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)