精密プレス特殊鋼材料を手掛ける蘇州翔楼新材料(301160/深セン)が6月6日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格31.56元に対し、初値は50.51%高い47.50元だった。終値は同63.24%高の51.52元だった。
 
 同社は2005年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。精密プレス特殊鋼材料の研究開発、生産、販売を主業務としており、炭素構造鋼、合金構造鋼などの特殊構造鋼や、ばね鋼、ベアリング鋼、工具用鋼などの特殊用途鋼材カスタマイズ製品を手掛けている。自動車エンジンシステム、変速機・クラッチシステム、シートシステム、内装システムなど自動車の各種構造部品、機能部品を主たる分野とし、カナダのマグナ・インターナショナル、仏フォルシア、仏ヴァレオ、スイスのファインツールをはじめ、国内外の大手自動車部品メーカーと取引関係を持つ。

 2021年12月期の売上高は10億6300万元(約49.34%増)、純利益は1億2061万元(約76.81%増)。22年1〜3月期の売上高は2億9680万元(前年同期比26.31%増)、純利益は3284万元(同5.37%増)。
 
 新規上場に伴い発行予定の2億6830万元(約53億円)は、約82%の2億2000万元を年産4万トンの精密高炭素鋼スチールベルト生産プロジェクトに、約18%の4830万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)