医薬品メーカーの北京福元医薬(601089/上海)が6月30日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格14.62元に対し、初値は19.97%高い17.54元だった。取引開始後さらに上昇し、終値は値幅制限いっぱいとなる同43.98%高の21.05元だった。
 
 同社は1999年に北京万生薬業有限責任公司として設立した民営企業で、2019年に株式会社するとともに現社名となった。薬品製剤および医療機器の研究開発、生産、販売を主業務としており、薬品製剤は心臓血管疾患、慢性腎臓病、皮膚疾患、消化器疾患、糖尿病、精神・神経系、婦人科系などの領域を網羅しており、医療機器は加湿酸素吸入装置を主製品としている。

 幅広い分野の製剤を取り扱っており、大手医薬流通企業との提携により、全国の病院、衛生サービスセンター、診療所、薬店で販売されている。中国政府が2018年から段階的に進めている薬品の集中調達制度の対象製品にも同社の製品が含まれている。
 
 2021年12月期の売上高は28億3771万元(前期比11.93%増)、純利益は3億1812万元(同21.09%増)。22年1〜3月期の売上高は7億4771万元(前年同期比22.43%増)、純利益は8559万元(同42.86%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の16億3591万元(約333億円)は、約50%の8億1800万元を生産ライン建設プロジェクトに、約7%の1億1300万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約31%の5億600万元をイノベーション薬・ジェネリック薬研究開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)