深セン証券取引所への上場を目指している農心作物科技(001231/深セン)は、7月19日に予定していた新規公開(IPO)に向けた公募を8月9日に延期した。2500万株を発行予定で、公募価格は17.77元となっている。
 
 同社は2006年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。農薬製剤製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、主な製品は殺虫剤、殺菌剤、除草剤となっている。2020年の売上高は中国の農薬製剤業界で第21位。2021年12月期の売上高は5億4427万元(前期比13.48%増)、純利益は8251万元(同21.11%増)。22年1〜3月期の売上高は1億6562万元(前年同期比26.83%増)、純利益は3007万元(同7.46%増)だった。
 
 18日に発表された公告によれば、公募価格が17.77元に決定したことで、2021年の希薄化後株価収益率(PER)が22.99倍となり、中証指数有限公司が発表する「化学原料・化学製品製造業」の直近1か月平均PER(19.46倍)を上回った。今後同社の価値が業界平均PERの水準にまで戻ることが見込まれ、株価の下落が新株投資家に損失をもたらすリスクが存在するため、19日に予定していたオンライン、オフラインの公募開始を8月9日に延期するという。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)