深セン証券取引所のメインボードに上場している、海南鈞達汽車飾件(002865/深セン)が7月19日、2022年1〜6月期の業績報告を発表した。主業務を太陽光電池の開発に転換したことで大幅な増収増益となった。
 
 同社は2003年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。長年自動車装飾品の製造、販売を主業務としてきたが、21年9月に太陽光電池の開発、製造、販売を手掛ける上饒捷泰新能源科技有限公司を子会社したことで主業務を太陽光電池に転向した。2021年12月期の売上高は28億6339万元(前期比233.54%増)、純損失は1億3441万元(前期は1354万元の純利益)。
 
 同社が発表した業績報告によれば、22年1〜6月期の売上高は44億2660万元(前年同期比644.28%増)、純利益は2億7281万元(前期は3475万元の純損失)となった。また、非経常損益を差し引いた純利益は5939万元(前期は3579万元の純損失)だった。
 
 大幅な増収増益となった要因について同社は「低効率な自動車装飾部品事業を切り離し、発展戦略をさらに明確化して太陽光電池業務にフォーカスした。太陽光電池の研究開発、技術刷新に資金投入するとともに、生産拠点の建設加速、N型TOPConの量産推進に取り組んで生産能力と業績の持続的な向上を保ち、自社の実力を太陽光電池業界をリードするレベルにまで高めた」と説明。子会社となった上饒捷泰新能源科技有限公司による太陽光電池出荷量が4.05ギガワットで前年同期比87.41%増、売上高が同127.25%増の39億4385万元、純利益が同88.95%増の1億6631万元と同社の業績アップに大きく貢献したことを明らかにした。
 
 なお、同社では22年7月に安徽省滁州市の年産8ギガワットTOPCon生産拠点建設プロジェクトが完成し、9月までに生産を開始する予定。単結晶PERC電池の生産能力も8.2ギガワットから8.8ギガワットに強化され、22年7〜12月期には生産能力のさらなる拡大が実現する。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)