がん・代謝系疾患新薬開発を手掛ける益方生物科技(上海)股フェン(688382/上海)が7月25日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格18.12元に対し、初値は22.74%低い14.00元だった。終値は同15.62%安の15.29元だった。
 
 同社は2013年設立で、20年に株式会社化した。グローバルな視野を持ったイノベーション型新薬研究開発企業で、非小細胞肺がん、乳がん、結腸・直腸がんなどの腫瘍、高尿酸血症や痛風といった代謝系疾患の分野にフォーカスして新薬の研究開発を進めている。優れた研究開発能力を持ち、ファイザーやメルク・アンド・カンパニーをはじめとする国内外の著名製薬会社と業務提携を行っている。
 
 22年6月23日現在で発売を行っている製品はなく、5つの製品について前臨床研究を進めているほか、同社にとって主力となる高尿酸血症、乳がん、非小細胞肺がん・結腸直腸がん用薬品の3つの製品についてはすでに中国や米国で第2相、第3相の臨床試験段階に入っており、臨床試験を通り発売が認可されれば売上、収益が発生する見込みだ。
 
 2021年12月期の売上はなく、純損失が3億5791万元(前期比66.02%の損失減)。22年1〜3月期の売上はなく、純損失が1億1987万元(前年同期比79.20%損失増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の24億936万元(約487億円)は、約79%の18億9976万元を新薬研究開発プロジェクトに、約21%の5億960万元を本社拠点建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)