マイクロコントローラユニット(MUC)の開発、設計を手掛ける中微半導体(深セン)股フェン(688380/上海)が8月5日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格30.86元に対し、初値は51.91%高い46.88元だった。取引開始後さらに上昇し、終値は同82.11%高い56.20元だった。
 
 同社は2001年設立の民営企業で、10年に株式会社化した。デジタル・アナログ混載信号チップ、アナログチップの研究開発、設計、販売を主業務としており、主要製品には、家電製品用コントローラチップ、コンシューマーエレクトロニクス用チップ、モーターおよび電池用チップ、センサー信号処理チップが含まれ、小型家電、コンシューマーエレクトロニクス、モーター電池、医療健康を中心に、大型家電、工業制御、自動車分野でも利用されている。
 
 美的、格力、九陽、小米などの中国企業のほか、TTI、日本電産などの海外ブランドで同社の製品が採用されており、2021年12月期の売上構成は、家電用コントローラチップが44.20%、コンシューマーエレクトロニクス用チップが34.11%、モーター・電池用チップが18.23%、センサー信号処理チップが2.91%だ。
 
 2021年12月期の売上高は11億903万元(前期比193.68%増)、純利益は7億8504万元(同737.92%増)。22年1〜3月期の売上高は2億1570万元(前年同期比27.65%増)、純利益は2716万元(同52.77%減)。
 
 新規上場に伴い調達予定の7億2884万元(約144億円)は、約27%の1億9356万元を工業用制御装置MCUチップ研究開発・産業化プロジェクトに、約18%の1億3253万元をIoT向けSoCおよびアナログチップ研究開発・産業化プロジェクトに、約39%の2億8275万元を車載用半導体研究開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)