ビデオ会議用カメラなどを手掛ける深セン市維海徳技術(301318/深セン)が8月10日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格64.68元に対し、初値は8.23%高い70.00元だった。終値は同14.41%高の74.00元だった。
 
 同社は2008年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。高精細・超高精細なビデオ会議用カメラ、ビデオ会議用ターミナル、会議用マイクなどの音響、映像通信設備の研究開発、製造、販売および関連サービスの提供を主業務としており、製品はビデオ会議、教育向け録画・放送、行政・企業の業務、遠隔教育、遠隔医療、インターネットライブ、赤外線体温測定など幅広い分野で利用されている。
 
 2021年12月期の売上比率はカメラが83.72%で、会議や遠隔医療など専門的な用途のカメラを主体としコンシューマー向けなどへと延伸している。20年12月期の売上高から推算した同社の世界ビデオ会議設備市場シェアは3.7%、中国市場シェアは7.5%程度だ。
 
 2021年12月期の売上高は6億22万元(前期比10.43%減)、純利益は1億4970万元(同11.06%減)。22年1〜3月期の売上高は1億2804万元(前年同期比25.39%減)、純利益は3004万元(同42.67%減)。
 
 新規上場に伴い調達予定の4億9067万元(約98億円)は、約32%の1億5794万元を音響・映像通信設備産業化拡張プロジェクトに、約36%の1億7765万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約23%の1億1507万元を販売ネットワーク構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)