高性能アナログ半導体チップの設計、販売を行う江蘇帝奥微電子(688381/上海)が8月23日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格41.68元に対し、初値は28.74%高い53.66元だった。終値は同15.81%高い48.27元だった。
 
 同社は2010年に康導科微電子(中国)有限公司として設立した民営企業で、20年に株式会社化して現社名となった。高性能なアナログ半導体チップの研究開発、設計、販売を主業務としている。製品は主にアナログシグナルチェーン用チップ、電源管理アナログチップの2シリーズに分かれており、コンシューマーエレクトロニクス、インテリジェントLED照明、通信設備、工業制御、セキュリティ、医療機器などの分野に用いられている。これまでに開発したICチップの型式は1200種類に達し、21年には10億個を販売した。高い技術力と製品性能により、WPIグループ、文曄科技などの大手電子部品代理店と安定的な提携関係を構築しているほか、OPPO、小米などに製品を提供している。20年12月期の世界のアナログインターフェース市場シェアは0.66%で業界10位。

 2021年12月期の売上高は5億765万元(前期比105.08%増)、純利益は1億6503万元(同310.77%増)。22年1〜6月期の売上高は2億9297万元(前年同期比31.40%増)、親会社株主に帰属する純利益は1億1954万元(同89.52%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の15億元(約300億円)は、約36%の5億3558万元をアナログチップ製品改良・産業化プロジェクトに、約30%の4億4968万元を上海研究設計センター建設プロジェクトに、約24%の3億5876万元を南通研究開発検査測定センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)