リチウムイオン電池三元材料メーカーの新郷天力鋰能(301152/深セン)が8月29日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格57.00元に対し、初値は38.79%高い79.11元だった。終値は同20.51%高の68.69元だった。
 
 同社は2009年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。リチウムイオン電池の三元材料および前駆体の研究開発、生産、販売を主業務としており、新エネルギー自動車、電動自転車、電動工具、コンシューマーエレクトロニクスなどの分野に広く利用されている。中国のリチウムイオン電池関連著名企業を多く顧客に持ち、電動自転車および電動工具向けリチウムイオン電池用産原材料分野で19、20年の出荷量業界トップとなっており、40%以上のシェアを獲得している。また、20年における中国の三元材料市場全体の出荷量シェアは5.67%で業界第8位だ。
  
 2021年12月期の売上高は16億6274万元(前期比33.76%増)、純利益は8485万元(同48.55%増)。22年1〜6月期の売上高は14億3802万元(前年同期比102.97%増)、純利益は1億1339万元(同68.96%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の8億3645万元(約167万元)は、約75%の6億2845万元を安徽省淮北市の正極材料建設プロジェクトに、約25%の2億800万元を河南省新郷市の正極材料建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)