NOR型フラッシュメモリ設計を手掛ける恒爍半導体(合肥)股フェン(688416/上海)が8月29日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格65.11元に対し、初値は25.51%下回る48.50元だった。終値は同24.96%安の48.86元だった。
 
 同社は2015年設立で、21年に株式会社化した。メモリチップおよびマイクロコントロールユニット(MCU)チップの研究開発、設計、販売を手掛けるIC(集積回路)設計企業である。主要製品はNOR型フラッシュメモリチップ、Arm CortexーM0+カーネルアーキテクチャをベースとした汎用32ビットMCUチップなどで、製品の開発、設計、販売に専念し、生産は外部に委託するファブレス経営方式を採用している。また、NORフラッシュメモリ技術に基づくメモリ、演算一体型端末推論AIチップの開発にも取り組んでいる。
 
 中国の多くのハイテク企業を顧客に持ち、製品は小米、OPPO、ZTE、レノボ、奇瑞汽車、江鈴汽車などの製品に利用されている。21年12月期の売上構成はNORフラッシュメモリチップが86.56%、MCUチップが13.44%。
 
 2021年12月期の売上高は5億7585万元(前期比128.76%増)、純利益は1億4755万元(同616.41%増)。22年1〜6月期の売上高は2億6620万元(前年同期比0.47%減)、純利益は4640万元(同15.15%減)。
 
 新規上場に伴い調達予定の7億5388万元(約151億円)は、約27%の2億318万元をNORフラッシュメモリチップの改良開発・産業化プロジェクトに、約24%の1億7731万元を汎用MCUチップ改良開発・産業化プロジェクトに、約16%の1億2339万元をCiNORメモリ・演算一体推算AIチップ開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)