バイオ製剤開発用の細胞培養製品を手掛ける上海奥浦邁生物科技(688293/上海)が9月2日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格80.20元に対し、初値は55.86%高い125.00元だった。終値は同58.65%高の127.24元だった。
 
 同社は2013年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。細胞培養製品・サービスの提供を主業務としており、顧客向けに遺伝子実験から治験新薬申請(IND)、製剤承認申請(NDA)に至るまでのプロセスの迅速化に向けた包括的なソリューションプランを提供し、細胞培養製品・技術の最適化によってバイオ製剤の生産コスト低減を実現する。また、自社開発の医薬品受託製造(CDMO)プラットフォームを構築しており、中国医薬集団傘下の北京生物製品研究所、上海生物製品研究所や、康方生物など多くのバイオ製剤メーカーに製品とサービスを提供してきた。
 
 2021年12月期の売上高は2億1268万元(前期比70.19%増)、純利益は6039万元(同416.87%増)。22年1〜6月期の売上高は1億4671万元(前年同期比78.08%増)、純利益は5335万元(同181.43%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の5億266万元(約102億円)は、約64%の3億2143万元をCDMOバイオ薬商業化生産プラットフォームに、約16%の8123万元を細胞培養研究開発センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)