光学レンズ中国大手の舜宇光学科技<サニー・オプティカル>(02382/香港)が9日の取引終了後に2022年1〜6月期の中間報告を発表した。当期はコロナの影響やスマートフォンなどの需要低下に伴い、減収減益となった。
 
 同社は光学レンズおよび関連製品、機器の設計、開発、生産、販売と主業務としており、光学部品、光電製品、光学機器の3部門を持つ。また子会社を通じて赤外線技術の研究開発業務を手掛ける。製品は中国国内のほか、海外のメーカー向けにも輸出されている。

 2022年1〜6月期の売上高は169億7180万人民元で、前年同期比14.4%減少した。減収の主な要因について同社は、新型コロナの感染再拡大、半導体供給不足、ロシアによるウクライナ侵攻、インフレなどの影響を挙げている。また、スマートフォン市場の需要が弱まり、スマートフォン用カメラレンズおよびカメラモジュールの出荷量が前年同期より減少したこと、車載カメラレンズおよび車載モジュールの成長速度が予想を下回ったことも要因だとした。一方で、赤外線カメラの販売が好調で、車載レーザーレーダーおよびヘッドアップディスプレイの量産を開始したことで光学部品の売上は増加したとしている。また、工業および医療用分野の光学機器の需要も好調だった。
 
 当期の純利益は13億7880万元で、前年同期比約49.1%減とほぼ半減した。大幅な純利益減少の要因は粗利の減少と人民元レートの下落により6億米ドルのドル建て債券で約2億元の為替差損が生じた。
 
 当期に投じた研究開発費用は14億6820万元で、前年同期比11.2%増。当期の収入に対する割合も約8.7%と、前年同期にくらべて2.0ポイント上昇した。主に既存製品の改良、関連製品の開発に用いている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)