香港証券取引所のメインボードに上場している東風汽車集団(00489/香港)が9月9日の取引終了後、2022年8月の自動車生産、販売速報を発表した。乗用車の生産台数が20万台を超え、そのうち新エネルギー車の生産は約18%の3万6073台だった。

 22年8月の自動車生産台数は21万6354万台、前年同月の17万3969台から24.36%増となった。販売台数は20万9578台で、前年同月比13.60%増だった。また1〜8月の累計生産台数は170万6144台(同4.05%減)、累計販売台数は168万2166台(同6.61%減)となっている。

 生産、販売台数の累計が前年を下回っている背景には、商用車の減少がある。8月の乗用車は生産が20万410台、販売は19万1099台でいずれも前年同月より30%前後上回った一方で、商用車の生産は1万5944台、販売は1万8479台で前年同月比30%程度減少、累計でも商用車は生産が同45.67%減、販売が同46.94%減とほぼ半減しており、乗用車の増加分を上回る減少となった。

 なお、8月の新エネ車生産台数は3万6073台(うち、乗用車が3万3713台)で、前年同月の1万2191台(1万815台)からおよそ3倍増となった。1〜8月の累計生産台数も20万2138台(同184.6%増)となり、特に新エネ車の累計生産台数は18万5475台で前年同月比3.01倍と大きく増加した。
 
 同社は8月の自動車販売状況について、東風日産や東風ホンダなどの合弁ブランドは競争が激化しており価格水準が低下する一方で、新エネ車を中心とする自主ブランドの価格は高水準を維持したと説明。自主ブランド乗用車の販売台数は前年同期比で85.4%と大きく増え、中でも「風神」ブランドが単月で同179.8%増と累計で同185.2%増と最も好調だったとしている。また、高級新エネ車ブランド「嵐図」も好調で8月の販売台数は前月比35%増となり、7人乗りのラグジュアリーMPV「夢想家」は3か月連続増加となる1591台を納車したとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)