スマートメーター用チップの設計を手掛ける、鉅泉光電科技(上海)股フェン(688391/上海)が9月13日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格115元に対し、初値は4.99%高い120.74元だった。
 
 同社は2005年設立で、10年に株式会社化した。スマート電力ネットワークターミナル設備用チップの研究開発、設計、販売を主業務としており、主要製品は電力量計量チップ、スマート電力メーター用MCU(マイクロコントローラーユニット)、搬送波通信チップなど。ファブレス経営を採用しており、シリコンウエハーの製造、半導体の実装・テストは外部企業に委託している。電力量計量チップでは三相、単相、単相SoC、IoTメーター用のチップを網羅しており、三相および単相SoC計量チップは中国国内の統一調達市場出荷量1位、単相計量チップは第2位となっている。21年12月期の売上構成は、電力量計量チップが51.78%、スマートメーター用MCUチップが28.00%、搬送波通信および関連チップが18.04%。
 
 2021年12月期の売上高は4億9934万元(前期比31.75%増)、純利益は1億139万元(同63.26%増)。22年1〜6月期の売上高は3億156万元(前年同期比49.37%増)、純利益は8721万元(同152.31%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の5億1108万元(約105億円)は、約26%の1億3417万元をデュアルコアスマートメーターの計量用チップ開発プロジェクトに、約25%の1億2620万元を同メーターの管理用チップ開発プロジェクトに 、約29%の1億5070万元をスマート電力ネットワークのデュアルモード通信用SoCチップ開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)