中国のネット損保最大手、衆安在線財産保険(06060/香港)が9月9日、2022年1〜6月期の中間報告を発表した。売上高にあたる正味収入保険料が増加した一方で、大幅な赤字となった。

 同社は中国のネット保険会社で、スマートフォン破損などの生活消費保険、消費金融保険、健康保険、自動車保険、航空旅行保険のオンライン引受サービスを提供している。また、銀行業務も手掛け、2020年には香港初のバーチャル銀行ZAバンクの営業許可を取得したほか、科学技術の提供サービスも手掛けている。

 22年1〜6月期の正味収入保険料は105億8546万人民元で、前年同期比14.71%増となった。正味収入保険料に投資運用収益やその他の収入を加えた総収入額は111億8745万元で同14.71%増だった。一方で、半期純損益は前年同期が6億413万元の黒字だったのに対し、6億7971万元の赤字となった。

 大幅な損失が出た背景について同社は、銀行業務や香港のオンライン生活保険業務で収入が大きく伸びたほか、保険業務の利益が約3000万元増えた一方で、株式市場の低迷に伴い投資運用収益が2億元減少したほか、米ドルの値上がりによる同社の米ドル建て手形の為替差損が3億円元に達したこと、新型コロナにより情報技術サービスの売上が前年同期比で12%減少したことなどを要因として挙げている。なお、同期間における研究開発費は6億5600万元で、前年同期に比べて35.4%増加した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)