上海証券取引所では9月20日、科創板への上場を目指している蘇州近岸蛋白質科技(688137/上海)が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1754万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。
 
 同社は2009年設立の民営企業で、21年に株式会社化した。ターゲットタンパク、因子タンパク質、組み換え抗体、酵素および試薬の研究開発、生産、販売、関連サービス提供を主業務としている。タンパク質研究開発技術、抗体研究開発、診断・ワクチン・薬物などタンパク質応用の総合技術プラットフォームを構築し、タンパク質原料から応用技術開発までのイノベーション支援を提供する。
 
 製品は主にバイオ製剤、遺伝子・細胞治療、対外診断、mRNAワクチン・治療、生命科学基礎研究など広い分野で利用されており、これまでに2900種類あまりのターゲットタンパク質・因子タンパク質製品、60種類あまりの組み換え抗体製品、500種類あまりの酵素・試薬製品を発売してきた。世界各地の数千におよぶ企業、研究機関に優れた製品とサービスを提供し、ロシュ、恒瑞医薬(600276/上海)、沃森生物(300142/深セン)、アボットなど国内外の著名製薬会社、ワクチンメーカーと提携関係を築いている。
 
 2021年の中国国内におけるターゲットタンパク質・因子タンパク質製品市場シェアは4.1%で、mRNA原料酵素・試薬市場シェアは39.80%の業界1位だ。
 
 2021年12月期の売上高は3億4189万元(前期比90.11%増)、純利益は1億4900万元(同79.42%増)。22年1〜6月期の売上高は1億6633万元(前年同期比26.87%増)、純利益は7130万元(同33.87%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)