中国の株式市場では9月23日、上海証券取引所の科創板で邦彦技術(688132/上海)が、北京証券取引所で河南衆誠信息科技(835207/北京)が新規上場を果たした。

 上海科創板に上場した邦彦技術は、公開価格28.88元に対して初値は7.20%低い26.80元だった。終値は同15.17%安の24.50元だった。
 
 同社は2000年設立の民営企業で、情報通信、情報セキュリティ設備の研究開発、製造、販売、サービスを主業務とし、主な顧客の分野は海軍、海洋警察、武装警察、科学研究施設、中国共産党・政府機関、各種指揮センターなどである。また、情報セキュリティ分野では電話通信セキュリティプラットフォーム製品が世界の30あまりの国・地域にある通信プロバイダーに配備されている。21年12月期の売上高は3億830万元(前期比10.67%増)、純利益は8116万元(同11.55%増)。22年1〜6月期の売上高は1億2931万元(前年同期比207.78%増)、純損益は505万元の赤字(同68.99%の損失減)。
 
 新規上場に伴い調達予定の8億241万元(約161億円)は、約39%の3億1581万元を融合通信製品技術改良プロジェクトに、約20%の1億5956万元を艦船通信製品技術改良プロジェクトに、約26%の2億778万元を情報セキュリティ製品技術改良プロジェクトに、約15%の1億1924万元を研究開発センタープロジェクトに用いる。
 
 北京証券取引所に上場した河南衆誠信息科技は、公開価格7.00元に対して初値は42.86%高い10.00元だった。終値は同39.57%高の9.77元だった。
 
 同社は2005年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。主に中国共産党機関、企業などの法人向けにデジタルスマート政務、デジタルスマート民生、デジタルスマート産業などのスマートシティ関連のソリューションプランおよびサービスを提供する、システムインテグレーション企業だ。21年12月期の売上高は5億1456万元(前期比12.43%増)、純利益は4319万元(同7.07%増)。22年1〜6月期の売上高は2億3776万元(前年同期比6.95%増)、純利益は2310万元(同22.17%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の7400万元(約15億円)は、約27%の2026万元を新検査技術研究開発センター建設プロジェクトに、約21%の1521万元を全業務デジタル化管理プラットフォーム構築プロジェクトに、約33%の2406万元を浙江省の検査実験室建設プロジェクトに、約20%の1445万元を運動用品検査実験室建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)