北京証券取引所では9月27日、中紡標検験認証(873122/北京)と河南天馬新材料(838971/北京)の2社が新規上場を果たした。
 
 中紡標検験認証は公開価格8.00元に対し、初値は37.50%高い11.00元だった。取引開始後、一時は公開価格の2.5倍を超える20.10元まで大きく値上がりし、終値は同86.25%高の14.90元だった。
 
 同社は04年設立の国有企業で、17年に株式会社化。紡績工業を主とする製品の検査、測定関連技術サービスを提供する第三者認証機関であり、紡績品、服装、靴、革製品、バッグ類製品について、国内外のブランド企業、供給業者、軍需工業、国有企業、政府機関などに対し認証、規格制定、計測、品質モニタリングなどのサービスを提供している。中国国内の紡績品の検査、測定技術分野で業界をリードしており、この10年で400件あまりの国家規格、業界規格の制定、改定に携わってきた。
 
 21年12月期の売上高は1億8170万元(前期比12.16%増)、純利益は3633万元(同8.48%増)。22年1〜6月期の売上高は8168万元(前年同期比6.11%増)、親会社株主に帰属する純利益は1506万元(同7.76%増)。新規上場に伴い調達予定の7400万元(約15億円)は、約27%の2026万元を新測定技術研究開発センター建設プロジェクトに、約21%の1521万元を全業務デジタル化管理プラットフォーム構築プロジェクトに、約33%の2406万元を浙江省の検査測定実験室建設プロジェクトに、約20%の1445万元を福建省晋江市の運動用品検査測定実験室建設プロジェクトに用いる。
 
 一方、河南天馬新材料の初値は公開価格と同値の21.38元で、終値も同値だった。同社は00年設立の民営企業で、16年に株式会社化して現社名となった。高性能なファイン酸化アルミニウム粉の研究開発、生産、販売を主業務としている。ファイン酸化アルミ粉はセラミック部品、電子ガラス、リチウムイオン電池隔膜、高圧電気機器、シリコンウエハー研磨材料などの重要な基本材料であり、IC、コンシューマー電子、電力プロジェクト、電子通信、新エネルギー車、フラットディスプレイ、太陽光発電などの分野に用いられている。
 
 21年12月期の売上高は2億790万元(前期比87.45%増)、純利益は5424万元(同3.34倍)。22年1〜6月期の売上高は1億250万元(前年同期比18.37%増)、親会社株主に帰属する純利益は2059万元(同8.27%増)。新規上場に伴い調達予定の3億801万元(約62億円)は、約55%の1億6968万元を電子セラミック粉末材料生産拠点建設プロジェクトに、約19%の5928万元を高熱伝導充填粉末材料生産拠点建設プロジェクトに、約16%の4785万元を機能性材料研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)