黒色金属の製錬、鉄鋼の圧延加工を手掛ける鞍鋼股フェン(00347/香港、000898/上海)が10月28日、2022年1〜9月期の業績報告を発表した。7〜9月期の純損益が赤字となったことで、1〜9月期の黒字額が大きく減少した。

 22年7〜9月期の売上高は305億5600万人民元で、前年同時期の357億9600万元から14.64%減少した。純損益は15億2300万元の赤字で、23億2700万元の黒字だった前年同時期から大幅に損失が増えて赤字転落した。非経常損益を差し引いた純損益は15億6800万元の赤字だった(前年同時期は23億500万元の黒字)。

 1〜9月期の売上高は1008億5000万元で、前年同時期の1081億300万元から6.71%減となった。純利益は7〜9月期の赤字が響いて1億9300万元に留まり、前年同時期の75億3700万元と比べて97.44%減少。非経常損益を差し引いた純利益は1億100万元(前年同期比98.66%減)となっている。
 
 減収減益となった主な要因について同社は、今年年始からの複雑かつ厳しい国際情勢、世界的なインフレの加速、経済成長の鈍化に加え、中国国内の多くの地域で新型コロナ感染が散発して産業のサプライチェーンが滞り、粘結炭や非鉄金属などの価格が大幅に上昇したこと、鉄鋼の需要が不振で価格が低下したことで厳しい経営を強いられたことを挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)