組み換えコラーゲンの肌ケア製品を手掛ける巨子生物HD(02367/香港)が11月4日、香港証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格24.30香港ドルに対し、初値は7.00%高い26.00ドルだった。終値は同9.88%高の26.80ドルだった。
 
 同社は組み換えコラーゲンを主要生物活性成分とする肌ケア製品の設計、開発、生産を主業務としており、プレミアムジンセノサイド技術に基づく健康食品の開発、生産も手掛けている。主に機能性肌ケア用品、医療用ドレッシングなどの専門的な肌ケア製品市場をターゲットとしており、皮膚アレルギー、皮膚の老化、慢性湿疹などの問題解決に用いられる。
 
 フロスト&サリバンのデータによれば、2021年における中国の肌ケア市場シェア(売上高ベース)は1.1%。21年の専門的な肌ケア製品売上高は60億人民元で中国国内業界第2位、19年から3年連続で中国最大の専門的なコラーゲン製肌ケア製品の売上高第1位となっている。また、自社の組み換えコラーゲン肌ケア製品ブランドの「可麗金」および「可復美」が21年の中国国内専門肌ケア製品業界における売上高第3位、第4位となっている。
 
 21年12月期の売上高は15億5248万元(前期比30.41%増)、純利益は8億2813万元(同0.20%増)。22年1〜5月の売上高は7億2303万元(前年同期比38.89%増)、純利益は3億1362万元(同8.33%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の5億3210万香港ドルは、約11%を研究開発人員招聘や研究施設の拡大など研究開発投資に、約28%を製品ラインナップの拡充と生物活性成分関連の生産拡大に、約46%を販売ネットワーク強化や販促活動実施によるブランド知名度向上に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)